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今日の撮影はなんとか乗り切りました。
アシスタントいないとやること多くてもう仕事にならないね。 すぐ会社に帰って仕事しないといけないのでとんぼ返り。 いろいろやりたい人なんだけど手が遅いのでどんどん仕事がかぶってきちゃう駄目な人間です・・・ 今日のモデルはかわいくてあかるいこだった。 やっぱりノリがいいモデルさんはいいね。 苦手なモデルは、この人は私をどう美しく撮るのかしら?お手並み拝見しましょうって人。 撮影がモデルとの戦いみたいできついな。 一緒に作品のレベルを上げてる感があるとベストだねー ------------------------------------------------------- 話し変わって・・・ 今日はなるほどと思ったことがあった。 デジカメの話になって8bitとか16bitとかってなあに?って人があまりにも多かったこと。 なんとなくわかってても違いがよくわからないって人がさらに多い。 そうだよね、普通の人にはそんなのどうでもいい話だもんね。 ちょっと自分ができる範囲でこのへんを説明しちゃいます。 ■bitって? bitとはデジタル記号でいう最小単位です。 電気をつけるスイッチが一個あると思ったらいいです。 パソコンの中では1bitで”0”と”1”が表現できます。 つまり、1bitで表現できる色は白と黒の2つだけ。 じゃぁ2bitだと何色表現できるでしょう? この時点ではカラーはまだ表現できてません。 ”明るさの諧調”がデータになっています。 2bitだと2階調が4階調に増えました。 じゃぁ4bitだとどうなるでしょう? ここでちょっと悩むかもしれません。 4階調と4階調を足すと8階調かと思いますよね。 bit計算では、1bitで”0”と”1”が表現できるため、1bit増えるたびに表現は2倍になります。 つまり、4bitでは16階調の表現になるわけです。 デジカメなどでよく使われるjpegのbit数は8bitですね。 8bitっていったいどれくらいの諧調なんでしょう? 2bitで4階調、4bitで16階調、5bitでは32階調、6bitでは64階調、7bitでは128階調、最後の8bitでは256階調になります。 つまり、jpegでは256階調で記録しているということです。 ■カラーはRGB各3つの階調 ここまではシンプルな話なんですが、写真のデータはカラーです。 256階調とは言いましたが、256色とは言いませんでした。 写真のデータは256色ぽっきりじゃ表現できないです。 色には光の三原色があり、通常は赤、緑、青のRGBで全ての色を表現しています。 デジカメで記録しているjpegは8bitと記載されていますが、この場合は赤に対して8bit、緑に対して8bit、青に対して8bitで、合計24bitデータの事を指します。 8bitというのはあくまで諧調を表現しているだけで、色で例えると24bitとなるのです。 そこで、8bitの色はいったい何色でしょう? 正解は、RGBの256階調x256階調x256階調で1677万7216色になります。 これだけの色で8bitの写真が表現されているんですね。 凄く多いじゃん!って思うかもしれません。 実は、人間の目で綺麗に色を見るぎりぎりの色数なんです。 そういう意味で、綺麗に見える範囲で、ある程度データが少ない8bitの画像が広く浸透しているんですね。 ■RAWデータの恩恵 さぁここからが本題です。 一眼デジカメなどはRAWデータ記録ができます。 各デジカメで記録するbit数は違いますが、現在出ているほとんどの一眼デジカメはRAW12bit記録です。 フジのカメラは少し多くて14bit記録しているようですね。 ちなみにプロ用デジタルバックの多くは16bit記録です。 パソコンのモニターはほとんどが8bit(RGBで24bit)でしか見ることが出来ません。 じゃぁ8bitで記録してればいいじゃんって話ですが、8bitの写真をコントラスト2倍に加工するとどうなるでしょう? そういう加工をしてしまうと、8bitの256階調が128階調しかないガタガタな階調表現になってしまうんです。 つまり、12bit(4096階調)のRAWデータをコントラスト2倍にしてもまだ2048階調もあるので8bit(256階調)モニターで確認している限りはスムーズな画像を維持します。 ハッセルなどの16bit記録のデータはなんと65536階調もあるんですね。 8bitの256階調がいかに少ない階調かわかると思います。 ■bitが多ければいいのか? 12bitも16bitもそんなに変わんないんじゃ?って思ってる人がいっぱいだと思いますが、実はbit数が増えるということはこんなに恩恵があることなんです。 でも、16bitRAWデータで記録できる高価なカメラだったら8bitのJPEGより黒ツブレや白トビしないとか思っている人が多いですが、記録する光の幅は記録するbit数とはまったく関係ありません。 ダイナミックレンジ(光を捉える幅)はCCD等センサーの性能やアナログ回路に依存しています。(ちょっと違いますがデジタルの場合はレンズの性能にも関係します) カメラに記録しただけだと、8bitの写真と16bitの写真は見た目まったく変わらない写真です。 つまり、8bitの撮りっぱで完結する写真では16bitで記録してもまったく意味が無い行為になります。 こういうことなので、写真を撮る人の用途でjpegでOKだったりするしRAWじゃないと駄目だったりしてしまうのでどちらが良いのかなんともいえない部分なんですね。 ■加工することに意味があるRAW 最終的な目的の品質が8bit(256階調)なら、加工をした部分が256階調を下回らなければほぼ画像は綺麗に仕上がります。 デジタルで写真を加工するとき、こういった理屈を頭の中で想像しながら作業しないと、いかにもデジタルで加工した臭い変な写真になってしまいます。 256階調を下回って粗が見えたとき、業界用語では”マッハバンドが出る””トーンジャンプ(色転び)している”などと言います。 問題は、トーンジャンプやマッハバンドは写真によって出やすかったりでにくかったりするので、デジタルで加工するのは難しいことだと言えます。 それらは主に諧調のゆるいグラデーションで顕著に現れます。 長くなったので続きはまた。 次回は8bitJPEGと12bitRAWと16bitRAWで一般の人がわかりにくい実際のクオリティの差と、ダイナミックレンジと階調表現の関係を説明することにします。 *補足 写真で何かを表現する、ということは技術とはなんも関係ない所にあって欲しいと思ってます。 ただ、道具を使うということはどうしても表現することに技術や機材が関与しています。 そのために技術的なネタを書いているつもりですが、技術オタクや機材オタクになるのはどうかなと思います。 何か表現したい目的にこそ技術と機材に意味が出てくるので、本来は何を表現するのか?を見つける行為に力を注ぐべきですね。 ただあまりにもストイックに表現とは何か?みたいになっちゃうのもあれですし、機材にはまる気持ちもわかりますし、要は好きな事してればいいんじゃねぇの?っていうくらいのことなんですよね。 技術を押し付けたいわけではないので、わかってると便利かなってくらいの、そんなこと思いながら書いてるんだな程度で読んでくれるとありがたいです。
by blackeyes_photo
| 2007-09-05 02:16
| デジタルの話
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