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その後、RICOHから正式な発表があり明らかにされましたGX100. EVFは想像通りの使い方。 なかなか考えられてます。 カメラとしてとてもよくできてるんじゃないでしょうか? でも詳しい発表を見ていてちょっと思うところが。 欲しいと思わなくなったと言うか・・・ 今回のRICOHのイメージ的戦略というかマーケティングを客観的に見た場合、ださい。 正直、カメラマニアなおっさん達が喜ぶような戦略しかとれないのは疑問に思う。 GRDで成功してこの路線はイケル、と踏んでの戦略だと思うんだけど、ほどほどにうまくまとまっていたスマートなGRDの戦略から少し嫌らしくなった。 マニアに受けるまじめな作りのカメラですってのは諸刃の刃で、一歩間違うとおっさんくさいやなイメージが付きまとう。 ぶっちゃけ、GX100は若者にはうけない。 そういったマーケのエゴが軍幹部のデザインやロゴデザイン、EVFのデザインに現れてる。 デタッチャブルEVFは画期的なんだけど、なぜ一眼レフの軍幹部みたいなデザインが必要なんだろう。 マニアック路線を推し進めていった方向が今回若干ずれている。 EVFは面白いアイデアなんだけどターゲットユーザーがなんだかよくわかりません。 脱着式EVFの機能だけメインにして小型のファインダーにしたほうが絶対かっこよかった。 バリアングルのスタイルは一見画期的だけどよくよく考えてみると目をカメラにくっつけて下を見て撮るスタイルって何撮るの?って疑問が出てくる。 女の子や自分みたいなロン毛は髪の毛がかぶって使えない(笑) 二眼レフのように腰に構えて上からのぞくスタイルでは撮れない。 そう、これはマグニファイヤー。 そんな物普通にスナップする人は使ったりしません。 ここでもなんちゃって二眼風に撮れるマニアックな使い方が出来ますよ、っていう気持ち悪さを感じてしまう。 とどめに長徳氏や横木さんがアピール。 長徳氏や横木さんは全然悪くないんだけど、コレを見て若者がどう思うかというマーケティングの問題。 キムタク使えば良いって事でもないけど、なんだろ、まじめにマニアックなカメラを作りましたっていう素直さではない嫌らしい野暮ったい感じは拭えない。 なんだか地味だけどよくできてるカメラらしいね、あ、某アーティストさんや某クリエイター、著名な長徳氏や横木さんも実は使ってるようですよ、ってしおらしさがこの製品群の肝です。 自分がブランドイメージ戦略部長だったらもっとスマートさを打ち出すと思うんだけど。 このカメラのコンセプトって、スマートに高画質でスナップする、プロの使用用途にも耐えられるマニュアル、オート、絞り優先など撮影すると言う基本的な部分を一番に使いやすくすること、モノとしての価値観、だったりするはず。 そう考えるとシンプルにスマートに、でも仕事に使える高画質に、が一番大切だと思うんだけどなぁ。
by blackeyes_photo
| 2007-03-28 23:30
| GRデジタル
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