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GR Digital エストニアの首都タリンにたどり着いたのはいいんだけど、バス停で街に行くにはどうすればいいのか途方に暮れていたときにスナップ。 身なりはちゃんとしてるのに堂々と大通りを裸足で歩く男。 この街のスタイルかと思った。 「トラックバック企画モノクロに参加」 GRブログでレタッチしたモノクロ写真もOK!って記事が。 そして、モノクロ画像を作る過程をトラックバックで共有しましょうということなので、自分のモノクロの作り方を書いてみる。 というか、自分の作り方しか知らないのでみんなはどんな作り方してるのかのほうが興味あるなぁ。 1)Adobe LightRoomを使う 基本的にすべてのデベロップはLightRoomを使っています。 こちら基本的な作業画面。 白黒モードでは撮りません。 カラーjpegかもしくはRAWで撮ります。 2)GlayScaleに変換 デベロップモードに移行し元の絵を見比べながら作業します。 まず、カラーモードからグレイスケールモードに変更します。 3)GlayScaleMixer グレイスケールに変換するとグレイスケールミキサーが機能します。 ここではフィルムで言うところのカラーフィルターワークをします。 緑の木々は印象深く黒く、肌はコントラストをつけるために白く、各色の濃淡をコントロールできます。 緑を明るくすると赤外線フィルムで撮影したようになります。 今回は人物を浮き立たせるように調整しました。 更に眠い絵なのでコントラストを大きくします。 4)諧調の調整 ここでは必要な諧調をさらに調整します。 まず、白飛びしている部分をRecoveryします。 雲の形が浮き上がってくるようになりました。 更に黒つぶれしている部分はFillLightで浮き上がらせます。 Brightnessで濃淡も一緒に調整します。 それだけでは欲しい絵にはならなかったので、更にトーンカーブを調整しました。 諧調の中間部分だけコントラストを強くし、幅広い諧調は残したままメリハリのある絵にします。 レンジの広い写真は眠い絵になるとよく雑誌などに書いてますが、レンジ幅が広くメリハリのある絵はこういった調整すれば問題なく存在します。 デジタルデータは黒と白がブッツリ無くなってしまう特性があるのでそこは慎重に調整します。 5)ビネット調整 GRDのレンズは周辺までよく写り大変性能が良いです。 しかし、デジタルカメラはみんな性能が良くなってしまい個性ある絵作りが出来なくなってしまいました。 小さなレンズでも、CCDはフィルムより小さなイメージサークルになって周辺まで綺麗に光がまわってくれます。 やっぱりフィルムが良かったね、なんて短絡的にならずにせっかくデジタルなのでデジタル写真の良さを追求してみましょう。 周辺減光は昔の対照型レンズには常に付きまとう悩みの種でした。 広角域で特に発生し、センター部分が暗いフィルターなどで調整していました。 でもこういう昔ながらの味が出る部分て自分はすごく好きで、あえて加えるようにしています。 もちろんすべての写真に加えるのではなく、効果的に使うのがポイントです。 今回は人物をスポット的に浮き立たせるために強めに使います。 ぐっと雰囲気が増しました。 6)SplitToning 白黒モードで写真を作ると、完全に色の無い白と黒のデータになります。 でもプリントされた白黒写真は完全な白と黒のデータではありません。 単純な白黒にしてしまうと、プリントしてもすごく冷調なブルーがかった絵に感じてしまいます。 そこで、単純な白黒にするのではなくSplitToningを使います。 ハイライトとアンダー部分に色をつけてやります。 PhotoShopで言うところのダブルトーンモードです。 今回はハイライトを赤味に、シャドウを緑味に調整しました。 単純なモノトーンだと深みが出ないのでこういった調整でプリントされた雰囲気を持たせます。 7)Clop 最後に絵作りを完成度高めるためにクロップします。 本来は撮影時にフレーミングで決めてしまいたいところですが、モノクロプリントの作業では当たり前の工程なので気後れせずやってしまいましょう。 もちろん完成度を高める調整のレベルで。 解像度を損なう作業なので気をつけておこないましょう。 あとはお好みでノイズを追加したりシャープネスをかけて、ハイ出来上がり。 注意)これらは私の工程なのでベストなやり方かどうかはわかりかねますのであしからず!
by blackeyes_photo
| 2006-11-06 22:14
| GRデジタル
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